「年金だけで暮らせるか心配」「もう少しお小遣いがあったら…」
そんな気持ちを抱えている方、少なくないと思います。
私自身、60代で仕事を辞めたあと、年金だけでの生活に不安を感じることがありました。
でも、“趣味を活かした副業”なら、楽しみながら少しずつ収入を増やすことができます。
無理なく、自分のペースで取り組める副業は、心にも生活にもゆとりをもたらしてくれます。
この記事では、私自身の体験を交えながら、終活世代が安全に副業を始めて収入につなげる具体的なステップをご紹介します。
「少しだけ稼げたらいいな」と思っている方にこそ読んでいただきたい内容です。
60代が副業を始めるガイド年金生活に安心を足す3ステップ
副業というと「若い人向け」「難しそう」と感じる方もいるかもしれません。
でも、60代でも無理なく、自分のペースで始められる副業はたくさんあります。
ここでは、年金生活に安心を足すための副業準備ステップを、私の実体験も交えてご紹介します。
ステップ1:年金生活で副収入を得る方法を把握する
まずは、どんな副業があるのかを知ることから始めましょう。
在宅ワーク、ネットを使った収入、趣味の販売など、種類は実にさまざまです。
私も最初は「アンケート回答」から試し、その後ブログや文章の仕事へと広がりました。
いきなり月数万円を目指すのではなく、まずは月数千円でもいいという気持ちが大切です。

「年金に上乗せできたらラッキー」くらいの気持ちで始めたのが、今では日々のやりがいにもなっています。
ステップ2:趣味スキルを収入へ転換するアイデア出し
得意なこと、好きなこと、続けられそうなことを書き出してみましょう。
私は、文章を書くこと・写真を撮ること・ハンドメイドが好きだったので、それを副業の入口にしました。
例えば、手芸なら作品販売、写真なら素材サイト、文章ならライティングやブログが副業になります。
“好き”や“得意”は、年齢に関係なく収入に変えられる大切な資源です。
ステップ3:初期費用・時間・体力を見積もる計画
続けるためには、自分にとって無理のない範囲で始めることが大前提です。
副業によっては初期費用がかかったり、体力を要したりするものもあるので、「週にどれくらい時間が取れるか」「何にいくらまで使えるか」を考えてみましょう。
私は「午前中の1時間だけ」と決めて始めたことで、負担なく続けられました。
- どんな副業があるかをまず知る
- 自分の趣味・スキルを書き出してみる
- 使える時間・体力・お金を無理なく見積もる
趣味を活かした副収入実例3~私の体験
ここでは、実際に私自身が取り組んできた副業の中で、「趣味を活かせて」「無理なく続けられた」と感じた3つをご紹介します。
どれも特別なスキルや資格がなくても始められるものばかりです。
「好き」を生かすことで、自然に続き、少しずつ収入につながるという流れが理想的です。
ブログ運営広告収入初心者でも月一万円を目指す
私は「終活」や「暮らしの工夫」など、自分の体験をもとにしたブログを書いています。
無料ブログからスタートし、アフィリエイトの広告収入で、月数千円〜1万円程度の収入になるようになりました。
コツコツと記事を増やすことで読者が増え、書くことが習慣にもなります。
スマホでも更新できるので、外出先でも思いついたらメモがわりに書けるのも魅力です。

最初は1円も稼げず落ち込みましたが、半年後に初めて広告収入が振り込まれた時は、本当に嬉しかったです。
ハンドメイド販売ネットショップで在宅ワーク
昔から好きだった手芸を活かして、ハンドメイドのアクセサリーや布小物をネットで販売しています。
minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)などのハンドメイド専門サイトに登録すれば、自宅にいながら販売が可能です。
作品写真の撮影や、購入者とのやり取りも楽しく、「ありがとう」の言葉が何よりのやりがいになります。
クラウドワークスで軽作業スマホ副業
文章作成やデータ入力などの仕事を、クラウドワークスなどのサイトを通じて受けています。
中でも、スマホでできるアンケート回答やレビュー投稿は、初心者でもすぐに始められて手軽です。
1回の報酬は数十円〜数百円程度ですが、積み重ねれば意外とまとまった金額になります。
副業ジャンル | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
ブログ運営 | 体験記事を書いて広告収入を得る | 文章好き向け・低コスト |
ハンドメイド販売 | 手作り品をネットで販売 | 在宅で作業・感謝される喜び |
クラウドワークス | 軽作業や文章の仕事に応募 | スマホでOK・初心者向け |
高齢者ネット副業初心者でも安全に始める準備
ネット副業を始めるときに不安なのが、「本当に安全なのか」「だまされないか」という点だと思います。
私も最初は心配でしたが、正しい準備をしておけば安心して始められることを学びました。
この章では、60代の私が実際に行った準備と安全対策ご紹介します。
必要な機材と環境整備無料ツール活用
基本的には、スマホかパソコンが1台あれば大丈夫です。
文字入力がしやすいパソコンの方が作業効率は上がりますが、スマホでも十分に始められます。
私はGoogleドキュメントやCanvaなどの無料ツールを使って文章作成や画像づくりをしています。
Wi-Fi環境があると通信費も抑えられ、作業が安定します。

私も最初はスマホだけでしたが、文章入力が増えたので中古のノートパソコンを買い足しました。
トラブル回避の本人確認と契約注意点
クラウドワークスやBASEなどの信頼できる副業サイトは、必ず本人確認があります。
反対に、本人確認のないサイトや「高収入保証」「最初にお金を払って」などの文言には注意が必要です。
契約時には、報酬の受け取り方法・手数料・納期などの条件をよく確認し、不安があれば遠慮なく相談しましょう。
確定申告と年金への影響を理解しておく
年金を受給している人が副業収入を得た場合、年間所得が一定額を超えると、申告が必要になります。
国民年金だけの方は影響が少ないですが、厚生年金や企業年金を受け取っている場合は、収入によって支給額が調整されることがあります。
私は税務署の無料相談を利用して、不安な点をクリアにしました。
記帳ソフトやスマホアプリで収入を記録しておくと、後で楽になります。
- 必要な機材とWi-Fi環境を整える
- 本人確認がある信頼性の高いサイトを選ぶ
- 年金と税の影響を理解して記録を残す
副収入を継続させる5つのコツ
副業を始めることよりも、「どうやって続けるか」の方が実は難しいのかもしれません。
私も最初は張り切りすぎて疲れてしまい、数週間でやめてしまったことがあります。
そこで学んだ「無理なく続けるためのコツ」を、ここで5つにまとめてご紹介します。
モチベーション維持に小さな目標設定
「毎月〇万円稼ぐ!」ではなく、「今日は1時間作業する」「週に3日だけやってみる」といった小さな目標から始めるのがおすすめです。
目標を達成したらカレンダーにシールを貼るなど、目に見える達成感をつくると続けやすくなります。

私は「週に3記事ブログを書く」から始めて、最初の1か月は“シール貼り”が楽しみでした。
疲れを防ぐ時間管理と休息ルール
60代になると、長時間作業をすると体にも心にも疲れがたまります。
1回30分〜1時間まで、1日最大2時間までなど、あらかじめ自分ルールを作るのが大切です。
タイマーを使って「休憩タイム」を必ず設けるようにしています。
家族とのコミュニケーションで応援を得る
副業のことを家族に話すと、応援や理解が得られやすくなります。
「家にいるのに忙しそう」と誤解されることもあるので、作業の目的や目標を伝えておくと、協力も得られやすいです。
私は娘にブログを読んでもらって感想をもらうようにしています。
専門スキルを学び収入単価を上げる
副業に慣れてきたら、無料の講座や動画でスキルアップを目指すと、より良い仕事につながります。
たとえば「Canvaの使い方」や「文章の書き方」など、YouTubeや自治体の講座でも学べる内容は多いです。
単価が上がると、作業量を減らしても収入をキープできるようになります。
トレンドチェックで需要を逃さない
副業にも流行やニーズの変化があります。
人気の商品・検索されるテーマ・季節ごとの需要を意識して、時代に合った内容に調整していくと、成果が出やすくなります。
私は季節の終活テーマ(相続や年末の片づけ)などをブログに書くことで、アクセスが増えました。
- 小さな目標を立てて達成感を得る
- 作業時間を決めて疲れをためない
- 家族と共有して応援をもらう
- スキルアップで効率と収入を改善
- 時代の流れを見て内容を調整する
まとめ:副業で自立した老後を叶える終活ステップ
「少しでも収入があると安心」「好きなことが形になると嬉しい」
60代で副業を始めてみて、私はこの2つを強く実感しました。
無理なく、自分のペースで続けられる副業は、終活の一環としてもとても有効な選択肢です。
ここでは、今すぐできる行動と、副業が家族への思いやりにつながる理由をまとめておきます。
今日できる一歩が未来の安心を作る
副業は“やろう”と思ったときがチャンスです。
何かを売るでもなく、まずは「アンケートに1つ答える」「興味のあるテーマで記事を1本書いてみる」でも立派な一歩です。
始めてみれば意外と楽しく、「もっとやってみたい」と思えることが出てきます。

私も最初はブログ記事1本を書くのに3日かかりましたが、それでも「自分にもできた」と思えたのが嬉しかったです。
子供へ負担をかけない終活資金作り
副業で得たお金は、自分のためだけでなく、「子供に迷惑をかけない」ための備えにもなります。
将来の医療費や介護費、葬儀費用を少しずつ準備できれば、精神的にも安心感が生まれます。
「働いている親の姿」は、離れて暮らす子供にとっても励みになるものです。
元気なうちに、できることから一歩ずつ。
趣味を活かした副業は、自立した老後と家族の安心、両方を支える終活のひとつです。
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